2018/06/18 07:58 大阪府北部 震度6弱 M6.1とAM放送波活用電離層擾乱観測による事前予測

【発生地震】

2018/06/18 07:58 大阪府北部 震度6弱 M6.1 速報値(修正)

 
       Fig. 1 気象庁発表震度分布


              Fig. 2 読売新聞記事

事前発表情報と異常の状況
・2018-06-13 03時 JST頃下記のように発表した。

地震発生予測
予測No 発表日 根拠画像 時期 場所 規模(M)
P1806-04M 06/13 広島→鉾田
大阪→沼津
6/20まで 近畿、東海地方 M=4級


 
        Fig. 3 予測震源域と発生地震                  Fig. 4 電離層擾乱予測域と観測パス


      Fig.5 広島→鉾田観測点間パスにおけるAM放送波活用電離層擾乱観測Monthlyデータ



     Fig.6 大阪→沼津観測点間パスにおけるAM放送波活用電離層擾乱観測Monthlyデータ

【検証結果】
・地震と異常が同期しており、前兆であったと判断します。
・今回のAM放送波活用電離層擾乱観測での異常先行期間は約1週間でした。

予測震度が小さかった理由は、鉾田、沼津へのパスが震源から東側にずれており、電離層擾乱の程度が小さかったためと思われる。
改善のためには観測点を増やし、予測精度の向上を図りたい

【参考文献】
中波帯 2 周波同時観測により捉えた 3.11 東北地方太平洋沖地震の前兆
電気通信大学 早川教授